Osone Yukinori-青と黒-

続・いつになったら俺の人生は終わってくれるんだろうか?

2020/スギハラ、サノ、タチバナ、オオソネ、その2

f:id:yukinori19830203:20201109003954j:plain

サノ「老害について、どう思う?」

スギハラ「死んじまえ」

タチバナ「どうでもいい」

オオソネ「自覚すら出来ない」

タチバナ「サノ君はどう思うの?」

サノ「可哀想だなと」

スギハラ「大人だな」

オオソネ「大人だわ」

タチバナ「大人だね」

サノ「まぁ、直接被害がないからそう思えるって所もあるだろうけど」

タチバナ「スギハラ君とオオソネ君は、アレソレドレソレとあるよね」

スギハラ「だから邪魔なだけだからサッサと死んじまえ、と」

オオソネ「だから自覚できないほど脳味噌が腐りまくってんだろうなァ、と」

サノ「お前ら2人のその言い切り過ぎなトコが俺は好きだよ」

タチバナ「俺も」

スギハラ「足りねぇよ」

オオソネ「虚しいよ」

サノ「楽しいよ」

タチバナ「幸せだよ」

スギハラ「…」

オオソネ「楽しい、幸せ」

サノ「うん」

タチバナ「うん、うん」

スギハラ「何だよ、お前ら、ほのぼのとしやがって」

オオソネ「ほのぼのしながらスピードに乗りたいと」

スギハラ「いや、俺はほのぼのしなくていいわ」

サノ「お前ら2人は足して2で割って丁度いい感じだよね」

タチバナ「MIX?」

オオソネ「MAX?」

スギハラ「ははは、バカなんじゃねーの?」

サノ「確かに」

スギハラ「で?」

タチバナ「で?」

サノ「で?」

オオソネ「男同士っていいよね」

スギハラ「そりゃそうだろ」

サノ「そりゃそうだ」

タチバナ「そりゃそうだね」

オオソネ「…え?…俺が議長的?」

サノ「頼んだ」

オオソネ「いやさ、本当に有意義な話し合いっつーか、実入りの可能性がある話はさ、やっぱり箇条書きにして念入りに其々が考え練り込んだ意見を詰める必要性があると思うんだよ」

スギハラ「メンドクセー」

タチバナ「真面目だね」

サノ「どこまで突っ込むかとか、気心知れてるからとか、付き合いの長さは別にして、みたいな?」

オオソネ「そうそう、それ」

スギハラ「ナイス通訳、サノ」

タチバナ「わかりやすい」

サノ「ヘラヘラしてるのは殺したくなるのが本音」

オオソネ「最近、そう言うのは人間じゃなくて猿なんだろうなと思うようにしてる」

サノ「あぁ、なるほどね、猿か、確かに」

スギハラ「何の話だよ?」

タチバナ「人間完成度みたいな?」

サノ「うん、でもスギハラはそこを理解しちゃったらスギハラじゃなくなるからしなくてOK」

オオソネ「また何かで野性味を研ぎ澄まさなきゃ」

スギハラ「ふぅ~ん?何かメンドクセーな」

タチバナ「ははは」

オオソネ「嘘と欲望は愛すべきモンなのかな」

サノ「いや、嘘はいらないんじゃない?」

スギハラ「俺はお前らの話を聞いてると嘘も本音も区別がつかなくなる」

タチバナ「いや、それは真実しか喋ってないからでしょ」

スギハラ「あ、そうか」

タチバナ「うん」

オオソネ「愛情って、やっぱり外じゃなくて中だよね」

スギハラ&タチバナ「は?」

サノ「俺もずっと外だと思ってたけど、ここ2~3年でようやく中になった」

スギハラ「外とか中とか、何の話だよ?」

タチバナ「サノ君、分かりやすく通訳おねがい」

サノ「えっと、ようするに誰かを好きとか、何かを好きとかと言うよりは、自分の中にある純粋な部分を素直に愛せると博愛主義的な本質が見えるし、それによって外のモノをより愛情深く尊敬出来ると言うか、自然に尊重出来ると言うか、素直に育てたくなると言うか、そんな感じ?」

オオソネ「そう!それ!」

スギハラ「博愛?」

タチバナ「ようするに欲張りってこと?」

オオソネ「いや、欲張りとは質が違う感じ」

スギハラ「じゃ、美味いステーキが食いたいっつーのは?」

サノ「それは食欲」

タチバナ「じゃ、いいクルマに乗りたいって言うのは?」

サノ「それは一点豪華主義

スギハラ「メンドクセー」

タチバナ「メンドクセー」

オオソネ「ははは」

サノ「まぁ、いいか」

スギハラ「いいのかよ?」

タチバナ「いいの?」

サノ「どうなの?」

オオソネ「うん、いや、それも引っ括めて博愛主義を貫くのが俺にとっては正解かなァ、と」

スギハラ「まぁ、別にいいよ、お前がお前なら」

タチバナ「問題なし」

サノ「伝わってはいないけど納得はしたみたいよ?」

オオソネ「ありがたい」

スギハラ「何がありがたいんだよ?」

タチバナ「ははは」

サノ「嬉しいって話じゃん?」

スギハラ「そうなのか?」

俺「うん、そう、そう!」

スギハラ「だったら最初からそう言えよ、水臭ぇな」

タチバナ「水臭い」

俺「うん、ごめん、嬉しいっつー言葉が出てこなかった」

サノ「ははは」

スギハラ「ははは、何か、お前、相変わらず頭良いんだか馬鹿なんだか分かんねー奴だな」

タチバナ「確かに」

サノ「そこはそっとしておいてあげようよ」

オオソネ「今後もよろしくお願いします」

スギハラ「何を今更」

タチバナ「死ぬまで続く」

サノ「良かったね」

オオソネ「良かった」