Osone Yukinori-青と黒-

続・いつになったら俺の人生は終わってくれるんだろうか?

とある初会話

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俺「…」

ジジ『…何?』

俺「やっぱり喋れたんだ」

ジジ『そっちが話し掛けてこなかっただけでしょ』

俺「そうか」

ジジ『うん』

俺「…、…、…あのさ」

ジジ『うん、何?』

俺「雄猫の生態について深く語らない?」

ジジ『やだよ』

俺「ソコをなんとか」

ジジ『嫌だってば』

俺「お願いします」

ジジ『しつこいよ』

俺「…」

ジジ『フフッ』

俺「…」

ジジ『しょうがないな、ちょっとだけだよ?』

俺「マジッスか?」

ジジ『うん、本当にちょっとだけね。で、何が聞きたいの?』

俺「…、…、…我輩は猫であるについて、どう思う?」

ジジ『漱石さん?』

俺「うん」

ジジ『いいんじゃない?動物愛が溢れてて』

俺「そっか」

ジジ『うん、他には?』

俺「岩合さんについて、どう思う?」

ジジ『最高。他には?』

俺「…ホワッツマイケルについて、どう思う?」

ジジ『最高。他には?』

俺「俺について、どう思う?」

ジジ『変態』

俺「…やっぱり?」

ジジ『他に何があるの』

俺「ありがとう」

ジジ『いや、褒めてないから』

俺「ありがとう」

ジジ『まぁ、いいや』

俺「ありがとう」

ジジ『うん、もう話掛けないでね。僕はぬいぐるみとしての魔女の宅急便のジジを黙ってこの部屋で演じ切るんだから』

俺「うん、分かった、ありがとう」

ジジ『どういたしまして』