2020/古ぼけた幸せの詩
どうすれば幸せな気持ちになれるかのパターンは、もうほとんど分かってる
それは負荷レベル10段階設定で跳ね返って来るモノばかり
例えば「疲れる、草臥れる、もう駄目だ、気持ち悪い、もう嫌だ、もう無理だ」とか
そこらへんのマイナスを上手く使えた時にだけ貰える稀なプレゼント
どうすれば幸せな気持ちを維持出来るのか
そのパターンも半分くらい分かってる
それは一番面倒臭い事を面倒臭いと思わない状態が続けばそうなる
例えば「寝る、起きる、働く、食べる、動く、考える、決める、繋げる」あたり
それらをプラスの方だけで自然に取り扱っていれば永遠とやらが微笑む
どうすれば幸せな気持ちを捨てられるのか
そのパターンも全て分かってる
それはいくつも苦労して練り上げた常識の範囲内の正常な状態を叩き潰せばイイだけ
例えば「笑う、泣く、怒る、狂う、叫ぶ、倒れる」のみ
それをマイナス&プラス関係なく表に出せば幸せな気持ちは文字通り空っぽになる
それだけの話
もうそれはとっくの昔に時代遅れ
それでもたまに心の奥から愛おしい感情群
そんな古ぼけた幸せの詩