2020/美意識の詩
自分の中の美意識が高ければ高いほど
この世の「醜いもの」&「綺麗なもの」の曖昧な境界線がより意識の中でだけ明確になる
…で、だから、何だ?
それがそのまま全て何かに反映されていれば
わざわざ今更こんな詩はいらないよな、と
うん、いらねーわ
それも多分、確実に
自分の中の美意識が広ければ広いほど
この世の「美味しさ」&「不味さ」の妥当な基準がより鮮明に毎度目前に浮かび上がる
…で、それで、何だ?
お腹が減っていたら獲って食べればいいし
その逆なら誰かにあげればいい
うん、そうだ
その方が優しくて平和だ
自分の中の美意識が深ければ深いほど
この世の「幸せ」&「勇ましさ」とやらの極限な形が毎度よりリアルに心に襲いかかってくるんだろう
…で、それは何だ?
絶好調なら受け止めて飲み込めばいいし
絶不調なら溺れて死を覚悟すればいい
あぁ、そうだったっけ
それが自分で決めた運命でした
いつだって美意識は厄介
いつだって美意識は素晴らしい
いつだって美意識は諸刃の剣
いつだって美意識は病の元
いつだって美意識は孤独
いつだって美意識は無音
いつだって美意識は無限
いつだって美意識は尊い
いつだって美意識は存在
いつだって美意識は高額
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
あの時は一緒に生きるのが辛かった
全て俺が至らなかった
忘れずに罪悪感を持ち続ける以外に今も答えはない
そんな過去に向けた美意識の詩