2020/稀な20代の波の詩

20代の波っつーのは、あらゆる物事の最初の種を孕んでいる

大きいの、中くらいの、小さいの

繊細なの、大胆なの、平凡なの

その中を１人で泳いだ時間が長ければ長いほど色々と身に付く

それだけの話

20代の波っつーのは、あらゆる色彩の最初の基盤が出来上がる場所

凄いの、逞しいの、勇ましいの

優しいの、自然なの、とんでもないの

その中を１人で歩いた距離が多ければ多いほどその後の選択肢が広がる

それだけの話

20代の波っつーのは、あらゆる苦労の最初の厄介を教えてくれる

酷いの、虚しいの、寂しいの

最悪なの、最低なの、どん底なの

その中で１人で呼吸した経験があればあるほど賢くなれる

それは損するだけの話だけど

そんな稀な20代の波の詩