2020/孤高の詩
誰が泣こうが、喚こうが
誰が笑おうが、怒ろうが
誰が悲しもうが、淋しがろうが
そんなん全てクソ食らえ
そう思ってた時は恐ろしく長かった
それは夏を待つ蝉の幼虫の気持ちみたいに
誰が知ろうが、知るまいが
誰が分かろうが、分かるまいが
誰が伝えようが、伝えまいが
そんなんも全て遠くへ左足で蹴り飛ばしてやる
そう感じてた時は不謹慎にも楽しかった
それはイエロー&レッドカードを覚悟して
誰が好きだろうが、嫌いだろうが
誰が大切だろうが、邪魔だろうが
誰が愛してようが、愛していまいが
それすらも全て抱き締めたかった
そう考えてた時は身体中が爆発してバラバラになりそうだった
それは人生引退すらも受け入れて
だから孤高の捉え方とやらも人其々
俺の場合はリアルにそんな感じ
あくまでも無理矢理に「文字」や「言葉」や「詩」や「声」や「空気」にするのなら
そんな孤高の詩