2021/同世代男の雑談一部始終
杉原「明けたな」
立花「明けた」
佐野「明けたね」
大曽根「明けました」
杉原「…俺は杉原勇史、38歳、独身だ」
立花「知ってるよ」
佐野「言いたかったんでしょ」
大曽根「ははは」
杉原「いや、お前、笑えねーだろうが」
立花&佐野「そうだ、そうだ」
大曽根「はい、スミマセン(ションボリ)」
杉原「俺と一緒だろうが!」
大曽根「いや、俺はまだ37歳だし、杉原先輩だし」
立花「ははは」
佐野「柔らかく喧嘩を売ってるね」
大曽根「いや、その方が俺等は盛り上がるかと」
杉原「…あのよ?」
大曽根「うん」
杉原「今年もよろしくな」
大曽根「ははは、超カッコイイ」
立花「何なんだよ、お前らのその恐ろしく間が抜けた妙な会話は」
佐野「相変わらず馬鹿なんだよ」
杉原「あ?バカ?」
大曽根「俺は今年は稀な変態を目指そうかと思ってたんだけど」
杉原「俺はもっと渋い男になろうと思うんだけど」
立花「俺はもっと普通の男になりたい」
佐野「…ははは、相変わらずだね、お前らは」
杉原「おう」
大曽根「うん」
立花「相変わらず、相変わらず」
佐野「ちょっと議長パス」
立花「誰に?」
杉原「俺は嫌だ」
大曽根「じゃ、私で」
佐野「頼んだ」
立花「で?」
大曽根「何歳くらいまで生きる予定?」
杉原「俺は150歳が目標」
立花「俺は、まぁ、死ぬ時は死ぬだろうな、と」
佐野「俺は80歳まで行ければ幸せかな」
杉原「お前は?」
大曽根「とりあえず50歳までかな、今のトコロ」
佐野「なるほど」
立花「あと12年とちょっとか」
杉原「いや、お前、151歳って言えよ」
大曽根「じゃ、151歳」
佐野&立花「ははは」
杉原「ちゃんと俺を見送ってから死んでくれよ」
大曽根「うん、分かった」
立花「だから何なんだよ?お前らのその会話の内容は」
佐野「分かる、分かる」
杉原「分かってくれるか?」
大曽根「分かってくれるの?」
佐野「うん、分かるけど説明が恐ろしくメンドクサイ」
杉原「そうか?」
大曽根「だろうね」
立花「俺は分からないままでいいや」
佐野「うん、分からないままの方がいいよ」
杉原「何か暗いな」
立花「いや、俺は明るいよ」
佐野「はい、どうぞ、議長」
大曽根「今年もよろしくね」
完