太陽と俺の仲
太陽は冬でもポカポカと暖かい
俺がどれだけ色々と冷たくても変わらずに
太陽は夏に真価を発揮すると思われている
俺がバテバテになるのを優しく笑いながら
太陽は春だとその存在感を薄める
俺が新しい草花の誕生を喜べる様に
太陽は秋だと物悲しさを演出してくれる
俺がどっかに行って潰れるのを見守る様に
そんな昔から変わらない
太陽と俺の仲
太陽は地球上の全ての命を背負っている
俺がどれだけ考え込んでも追い付けない重さ
太陽はいつもお月様に恋をしている
俺がどれだけ頑張ってもその真実は覆らない
太陽はいつもお星様達に嫌われている
俺がどれだけフォローしても仲良くならない
太陽はいつも眩しいと思われている
俺がどれだけ説得してもその本質は伝わらない
そんな今日も変わらない
太陽と俺の距離
太陽はいつも誰かの幸せを願っている
それが自分の役割だと大昔から覚悟を決めて
太陽はいつも宇宙の法則に忠実に従っている
それが自分のポジションだと理解しているから
太陽はいつも夢とやらを持っている
それが自分の使命だと静かに割り切りながら
そんなずっと変わらない
太陽と俺の決定的な違い
俺は俺
太陽は太陽
それだけのはなし