とある「日常会話」について
俺「ただいま帰りました!」
たぬ吉『あ ご主人 お帰り~』
たぬ雄『あ?』
たぬ蔵『ん?』
俺「…」
たぬ雄『…』
たぬ蔵『…、…、…』
たぬ吉『最近 寒いね 朝晩』
俺「うん、寒いね」
たぬ吉『電気ストーブ?』
たぬ雄『馬鹿野郎!オメェ 凍え死ぬ手前の12月になるまで我慢しろ!こら!灯油代が勿体ねぇだろうが!』
俺「…う…はい、もうちょい我慢します」
たぬ蔵『いやいや 無茶はいかんぞ もうお前も世間的にはオッサン年齢なんじゃから』
俺「そうですか?」
たぬ蔵『うん』
たぬ蔵『…ちぇッ』
たぬ吉『ご主人 大変だね』
俺「…いや、うん、いや、うん、いや、うん…うーん」
たぬ吉『フフッ まぁいいんじゃない いつだって責任が伴うあらゆる物事の決定権は自分の中だよ』
俺「…大人だね、たぬ吉さん」
たぬ吉『そう?それくらい当たり前じゃん』
俺「だよね」
完