Osone Yukinori-青と黒-

続・いつになったら俺の人生は終わってくれるんだろうか?

2020/続・俺とたぬ蔵じいちゃんの約束

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たぬ蔵『おい』

俺「あ、たぬ蔵じいちゃん、こんばんは」

たぬ蔵『うん お前 最近たぬ吉に何を仕込んどるんじゃ?』

俺「はい、殺人キラーパス&基本に忠実な優しい足元へのパスを」

たぬ蔵『ほうほう なるほど そりゃ面白い』

俺「そうですか?」

たぬ蔵『うん して その中身は?』

俺「とりあえず広いグラウンドで思いっきり気持ち良く動いて喋ってもらう感じです」

たぬ蔵『なるほど で?』

俺「はい、で、殺人キラーパスの方は俺が取れる範囲で許容して、基本に忠実なパスの方は真心とスピード重視で」

たぬ蔵『パワーはいらんのか?』

俺「パワーはもう少し先でいいかな、と」

たぬ蔵『なるほど』

俺「はい、それよりセンスを」

たぬ蔵『ふふっ まぁ いいわい それよりお前が壊れん様にな』

俺「はい、気を付けます」

たぬ蔵『たぬ雄はどうしとる?』

俺「あ、たぬ雄さんとはしばらくお話してないですね」

たぬ蔵『アイツ 何を考えとるのかのぉ?』

俺「みんなの幸せじゃないですかね?」

たぬ蔵『うん それは基本じゃが 具体的によ?』

俺「あとはこの世の美味しいお酒探しの旅じゃないですかね」

たぬ蔵『ふふっ なるほどな』

俺「はい」

たぬ蔵『ところで お前はどうなんじゃ?』

俺「今年はとにかく地味にやれる事をやって生きようかと」

たぬ蔵『毎年そうだろうが』

俺「あ、そう言っていただけると光栄です」

たぬ蔵『わしはお前がアチコチに旅に出て収穫してきた自然界の諸々をノンビリ眺めるのが好きなんじゃ』

俺「あぁ、はい」

たぬ蔵『旅には出んのか?』

俺「はい、しばらくはコロナウィルスが怖いので」

たぬ蔵『人がいない場所なら大丈夫じゃ』

俺「ですよね」

たぬ蔵『うん』

俺「はい」

たぬ蔵『フフッ まぁ 無理強いはせんけどな? でもワシはつまらんとだけ言っておこうかの』

俺「はい、了解です」